サービスもスタッフ(介護スタッフ、看護スタッフ)自身も成長している環境があるツクイ・サンシャイン相模原。
後編では、それを支える組織の雰囲気について語っていただきました。
インタビューの前編はコチラ
得意なこと、苦手なこと、これは誰にでもある。それがカラーだと思います。
──職場の雰囲気はどんな感じですか?
田之上さん:そうですね、とても働きやすい雰囲気だと思いますよ。
実は最初は夜勤にも挑戦しましたが、自律神経の影響で体調が崩れてしまい、夜勤を長く続けるのは難しかったんです。
そのため、施設長にお願いをして日勤帯のみの勤務をお願いしました。今はだいぶ体調が良くなったので、どうしても欠員が出た場合には「やります」ということでやっていますが、そういったところも受け入れてもらっているなと感じています。
やっぱり、これだけスタッフがいると、何かしら病気や、昔のケガを持ちながら働いていらっしゃるので、みんながそのあたりを認めているんですよ(笑)。
とある人は「こういうところがちょっとあまり得意ではない」、だけど「こういうところで素晴らしい!」っていうのが、それぞれのカラーだと思うんです。
なので、そうですね、私は夜勤できる精神力と体力がちょっとなかった。
でも「こういうところが素敵だよね」って、自分で言うのは恥ずかしいですし、どこかもわからないんですが、きっと周りのみんなは見つけてくれているんだろうなという安心感がありますね。
──そういう安心感がベースにあると、率直なコミュニケーションができそうですね!
田之上さん:そうですね、言いたいことを言える雰囲気を大切にしていますし、お互いに言われても、あまり後腐れがないんですよね。私も指導を受けたときに、「そういうつもりじゃなかったのに」と思うことはありますけど、しばらくすると「次はこうしよう」と前向きに捉えられるようになりました。それも、みんなが私の良いところをちゃんと見てくれているという安心感があるからです。
──スタッフさん同士でお互いの信頼が強いんですね。
田之上さん:職場の雰囲気が良いので辞める人はあまりいません。みんなが協力しているからこそ、働きやすさが続いているんだと思います。
より質の高い介護を目指して
──最後にこんなことチャレンジしてみたいなって思っていることはありますか?
田之上さん:そうですね。今は大きく2つあります。1つは接遇をもっともっと磨きたいということです。
1日中、お客様と一緒に過ごし、身の回りのお世話をしていると、つい親しみが強くなりすぎてしまうことがあります。
もちろん愛情を持って接しているのですが、時には言葉遣いが砕けすぎてしまったり、プロとしてのお客様対応が甘くなったりすることもあります。
それではいけないと感じているので、常に尊重しながら接することを徹底していきたいです。
──距離が近くなりすぎるのも問題なんですね…
田之上さん:そうですね、ツクイでは常に「お客様」として接しなければならないというのは大切にされていると思いますし、介護の質を上げる第一歩だと思います。
──もう一つはどのようなものですか?
田之上さん:はい、レクリエーションを充実させていきたいんですが、何かひとつ、これっていう取り柄を見つけたいなと思っています。
まずは、自分の見つけたレクリエーションを作ってみたいなと思っているんですが…
──なにか気になっているものや、やってみたいものはあるんですか?
田之上さん:ツクイ・サンシャイン相模原では、化粧品会社の方をお招きして「イキイキ美容教室」というイベントを開催し、お客様に化粧をしてもらっています。
お顔のマッサージから化粧水、乳液のスキンケア、それからファンデーションをつけて、口紅をつけてもらいます。
毎日同じ生活をしているので、それにプラスアルファの“楽しい”っていうことを通して、もっともっとお客様が生き生きと輝いてほしいということを実践しているんですが、私もそういうアイデアをどんどん出していきたいと思っています。
お客様もここに長くいらっしゃると、やっぱり退屈を感じてしまいますし、何かしら刺激を与えていきたいなと思っています。
どんどん案を出して、盛り上げて、「ここに入居してよかった!ここでの生活が楽しい!」って言っていただけるようにしていきたいと思っています。
「施設に入れてしまった」と思うご家族もいるかもしれません。
ですので、お客様に楽しんでいただくのを通して、ご家族に「ここで良かった」と思ってもらえるように、頑張っていきたいと思います!
本当にステキなお話を今日はありがとうございました!
田之上さん:こちらこそありがとうございました!
インタビュー日:2024年11月
インタビュー先:ツクイ・サンシャイン相模原 (神奈川県相模原市中央区富士見1丁目5−3)
インタビュワー:NOWIST株式会社 押味 隆宏